相続税について知っておきたい基本的なこと

相続とは人が死亡したときにその人が所有していた財産を妻や子どもなどに受け継ぐことです。
このとき、死亡した人を被相続人、妻や子どもを相続人と呼び、受け継がれる財産を遺産と呼びます。
被相続人に相当の財産があれば被相続人は多額の遺産を受け継ぐことになるわけですが、そのすべてを受け継げるわけではありません。
なぜなら遺産には税金が課せられるからです。
これを相続税と呼びます。
課税の対象となるのは現金だけでなく、経済的な価値を有するものであればすべてが課税対象となります。
たとえば建物や土地といった不動産、有価証券、美術品などの家庭用財産、機械や売掛金などの事業用財産も課税対象です。
ここで問題となるのは、相続税を納税するのは誰かということです。
遺産は被相続人が生前に所有していたものですから納税義務は被相続人にあると考える人もいるかもしれませんが、実際の納税義務は遺産を受け継ぐ相続人にあります。
ですから納税の義務を怠るとペナルティーを受けるのは相続人ということになります。
相続税の納め方ですが、原則的には現金一括で収めることになります。
期限は相続人が被相続人の死亡を知った日から10か月以内と定められていて、その期限を越えれば加算税や延滞税を課せられます。
ただし、遺産を現金でなく土地や建物といった形で受け継いだ場合は、それらを現金化するのに時間がかかることがあります。
その場合は、特例として物納による納税が認められています。